思い出深いウサギ達 その22 ヒカちゃん


10/16/26
思い出深いウサギ達 その22 ヒカちゃん
ヒカちゃんと呼ばれたウサギは顔が崩れていた。見た瞬間のインパクトは言葉に表わし難く、何故このような事になってしまったのか多くの人が困惑した。
見た目は悲惨だったが、食欲旺盛であり本人は気にする様子もなく、暮らしていたようだ。
一時期は多少回復していたが結果的に、2年足らずで消えている。
ヒカちゃんの顔の崩れはなんらかの感染症を患ったものだったと思うが、住んでる不衛生な環境を考えれば、咬み傷から簡単に化膿するのだから不思議な事でもなんでもない。
島に定期的に通うようになると、病気、怪我、死亡というどれをとっても悲惨な状況に慣れてしまう事だ。
慣れとは恐ろしい。
大久野島のうさぎの在り方を諦めに近い気持ちで真実から目を背け、正当化するのはやめよう。
ウサギ達があってはならない状況に置かれている事を忘れてはならない。






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