思い出深いウサギ達 その15ガリガリ




9/25/26
ガリガリは観光客が車を止める第二桟橋で当初、血だらけの状態でマイケルが見つけたウサギだった。
最初の数日は一緒に居ようとするウサギがいたが、じきにたった一人でいることが増え、エアコンのコンプレッサーの後ろやグレーチングの下に隠れていることが多くなった。
どのような状況でこのような怪我が起こったのかわからない。ガリガリに痩せていた状態から、既に何かの病気や怪我をした後にこの大怪我をしたのかもしれない。私たちが見た状態は何かに巻き込まれたかのような傷つき方で、下半身の片側が潰れたようで背骨も歪曲していた。動くときには下半身を引きずり真っ直ぐではなく、斜め方向に進む感じだった。
痛みは相当なものだったと思う。それでもガリガリは食べようとした。
ガリガリは登ることも走り回ることも全くできず、行動範囲は極端に狭まれ、日々、生きていくだけで精一杯だったと思う。このウサギのことを投稿すると多くの人が餌や水を持ってくるようになっていて、もしかするとこのまま生きていけるのではないかと思った。
島を離れた後、まもなく訃報を受けた。ある朝、カラスに襲われ絶命しているところを発見された。お腹を空かせて隠れている所から出てきたのだろう。
傷ついたウサギが一時的にでも保護される場所。そんな場所すら大久野島には存在しない。






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