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観光の犠牲になった松坂さん

最後のお別れをする松坂さん
最後のお別れをする松坂さん
数多くのウサギの父親になった松坂さん
数多くのウサギの父親になった松坂さん

9/25/23

大久野島に来るようになって10年。初めて来た時の感動は今も忘れられない。


まさか10年後に島の惨状がここまで酷くなるとは予想もしていなかった。


ウサギ見たさに木の枝で巣穴を掻き回し、巣穴に登り手を突っ込んでウサギを捕まえようとする人。思うようにならないとフラストレーションからウサギを叩いたり蹴っ飛ばす人。追い回す過程で踏み潰してしまう人。


ほとんどが子供の仕業ではあるがその子供を注意することもなく見て見ぬふりをする親。


松坂さんは死ななくてもよかった。


囲い込み狩のように7-8人の子供に徐々に追い詰められ自分の住む茂みの中まで踏み込まれおそらく踏まれて腰の骨を折ったであろう。今までに何度も経験してきたウサギにとっては人間による攻撃とも言える事件は5歳になった今では昔のようにすり抜けることもできなかっただろう。


何度も松坂さんへの囲い込み攻撃を目のあたりにしたマイケルは文字通り怒鳴り散らしたに違いない。


ウサギを助けたい、何かが変わるのではと何度も多くの人々を注意したりウサギを助けて欲しいとお願いしてきたが結果的に何も変わらなかった。1羽助けることができても3羽死んでいく現実。


自分達のやってきた事は自己満足以外のものではなく問題の解決には繋がっていない事を自覚した。 


マイケル曰く、高層ビルの火災を家庭の短いホースで消そうとしてるようなものだと。


ウサギ達は金儲けの為、人間の食い物にされ保護されることは決してない。


ウサギは保護しなくても商売は守らなければという資本主義を盾にする人間。


大久野島は動物虐待の島だ。 こんなことが許されるべきでは決してないはずだ。


今日もウサギ達の声が聞こえる。“守ってよ。助けてよ。

 
 
 

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