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膿瘍で苦しむウサギ達

3/14/26



2/18/26に救出された背中に巨大膿瘍を持った桜季(サキ)ちゃんは今日も病院で治療を頑張っている。


サキちゃんの病状を思うと、今までも大久野島で見た膿瘍を持った多くのウサギ達の事が思い出される。



ウサギの膿瘍は獣医によれば犬猫の膿瘍とは全く異なり、非常に深刻な問題である。粘り気のあるチーズのような白い膿瘍はその分厚い膜が破れても自然に排膿されにくく、洗浄、抗生剤の投与が不可欠だ。 



完治が困難で再発の可能性が高く、身体の別の部分へ飛ぶこともある厄介な症状だ。根本治療は膿瘍を皮膜ごと除去する外科手術で自然治癒はありえないそうだ。


治療されない場合、菌が全身に巡りやがて死に至る。



縄張り意識の強いウサギをあのように放し飼いにすれば当然、ケンカは頻繁に没発する。それはエサが十分あってもそれは変わらない。


大久野島のウサギの場合、顔や喉以外の身体にある膿瘍は咬み傷から起こることが大半であろう。



顔、顎にできる膿瘍は不正咬合による歯根の炎症やパスツレラ菌などの感染によるものだ。放っておくと菌は骨にまで及び骨髄炎になる。


言われてみれば顎の下にコブのあるウサギは今まで何匹も見てきた。ケンカで顎の下に膿瘍ができるのは不自然な気もした。かつては腫瘍だと思っていた多くのケースは今となってみると膿瘍だったのかもしれず、その症例をいくつも目撃してきた。偏りがちなダイエットの大久野島のウサギは当然、歯の問題も引き起こす。



ウサギのケンカは自然の中で起こることでしょうがないという人がいるが私はそうは思わない。


大久野島にウサギがいること自体が自然でもなんでもないからだ。遺棄されたウサギが繁殖しただけだ。



国立公園である大久野島はウサギで有名になった観光地だ。その観光地でケアもされず放置されるウサギはネグレクトに十分値する環境に置かれている。病気になろうが怪我をしようが手当をする管理体制すら存在しない。無駄に死んでいくだけの観光の使い捨て道具だ。



動物福祉に疎い日本とはいえ、こんなことが許されていいのか? 



ケアするつもりがないのなら、明日からでもTNR(去勢、避妊手術)をすべきだ。負の連鎖は断つべきだと思う。

 
 
 

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