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大久野島のウサギの為にできることは何か?

左耳にガンのあった蘭ちゃん
左耳にガンのあった蘭ちゃん

4/14/25


ウサギが自分を目がけて走ってくる。その行動こそ、大久野島に通う人達が島に魅せられてしまう理由なのだろう。


しかし、よく考えてみれば、それはウサギがお腹を空かせているからであり、別に走って行く人を好きなわけでも何でもないというのが事実である。


昔、ウサギを家で飼っているのに大久野島まで通う人何人かに、同じ質問をした。なんで大久野島に来るの?家にウサギがいるじゃない? でも、大久野島のウサギは別物であるそうだ。 大久野島のウサギは自分を必要としているように感じさせてくれる、というような説明を聞かされた。そうなんだ。だから、この人達は島に通い続け、癒やされるとか言ってるんだ、と。


でも、よく考えてほしい。島のウサギの置かれた環境は決して家ウサギにとってふさわしいものでもなんでもなく、厳しい気候、天敵、病気、と自分でウサギを飼っていたら島で暮らしてほしいと思える環境ではないはずだ。それを、自由に暮らしている、とか、家族と仲良く暮らしている、とか、なんとか正当化するようなコメントを見ることがある。


違うでしょ?それは貴方の解釈であって、ウサギは別に好きでここに生まれ育った訳ではないはずで1度でも島に来て観察力があったら、ここで暮らすことが如何に大変かわかるはず。


去年の7月に救出された蘭ちゃんは、島にいる時はペレットを与えると口の中に詰め込めるだけ詰め込んで食べていた。他のウサギよりもっと食べなくちゃ、という競争心があったように思う。今、食べれるだけ食べないと次、どれくらい食べれるかわからないから。納得のいく話である。


救出されて、穏やかに暮らせるようになった蘭ちゃんは、3ヶ月後に再会した時は全く違ったウサギになっていた。あの、巨大おにぎりサイズのコブは耳からなくなり、普通のウサギのようになり、何よりも驚いたのは食べ物に対する執着が驚くほどなくなっていたこと。いつでも美味しいものが食べられるという安心感を熟知していて、がっついた食べ方が全く無くなっていた。これが、本来、家で飼われているウサギの姿なのだと認識した瞬間だった。それでも、島にいる時、大好きで食べていたりんごのピューレのパッケージを見るとやや興奮気味でガツガツ食べていたのを見た時は嬉しかった。


貴方は大久野島のウサギの為を思って行動していますか? それとも自分の楽しみの為に島に行くのですか?

 
 
 

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