思い出深いウサギ達 その6 蘭ちゃん




8/21/26
思い出深いウサギ達 その6 蘭ちゃん
西海岸に大きな腫瘍が耳にあるウサギが居た。その腫瘍の大きさは息を飲むほどだった。ひとりぼっちだったが、幸いテリトリーの中で高い地位にあり追われることはほとんどなかった。
数ヶ月前から投稿されており、皆何とかしてあげたいというコメントばかりだった。私とマイケルはアメリカ在住で日本に家がない。病院に連れていっても退院後の面倒はみれない。私はこのウサギの様子の投稿を頻繁に行い、島を出る前にSOSの投稿をした。助けますよ、という連絡を受けたのはアメリカに戻った後だった。
環境省との話し合いの下、島には戻さないこと、永久里親を見つけることを条件に蘭ちゃんは救出された。
蘭ちゃんは大手術の末、ガンであった腫瘍と取り除くことに成功した。耳を切るのが一番簡単な方法であったろうが、獣医は時間をかけて投薬で腫瘍を小さくして 腫瘍だけを取り除いた。手術の様子も投稿に出され、その高度医療の技術に驚かされた。
蘭ちゃん救出後の大久野島に通う者たちのショックは大きかった。皆、このウサギを助けたいとコメントや投稿をしながら、実際に救出されるとその救出に対して非難轟々であった。助けたいと言った言葉は口先だけのものか、と失望した。私達は少なくとも9か月から1年は寄付詐欺呼わばりされ、中傷のターゲットとなった。






コメント