思い出深いウサギ達 その12 オレオ



9/20/26 思い出深いウサギ達 その12 オレオ
オレオを呼ばれた黒と白のふわふわウサギだった。幼い頃から、食べ物欲しさにフレンドリーな他のウサギ達とは違い、人慣れすることはなく、その性格が大人になれた理由かもしれない。
救出前のオレオは明らかにそれまでに見た様子とは違い、変な呼吸の仕方もしていて、ほとんど食べれていないことに危機感を覚えた。柔らかいもの以外は食べようとせず、その量も微々たるものだった。
救出後の検査で鼻の骨も耳の骨も感染症から溶けて消失してることを聞いた。嗅覚もほとんどなく重度の中耳炎で耳も聞こえていなかっただろうと。奥歯は複数の歯根が破壊されて食事も十分にとれていなかったのではないかとの診断だった。
オレオはどんな気持ちで暮らしていたんだろう?何も聞こえない生活。何も匂わない食べ物。
全てから隔絶されたようなオレオの振る舞いが診断内容を読んだ後、納得できた。ひとりぼっちでいる事が多く、みんなと食べる時にはその中で何も食べずジッとしていたり、または食べるそぶりを見せても食べ物が口から落ちていくの目撃された。
人々は大久野島がふれあい動物園だと思っている。しかし、この”動物園”には飼育員も獣医も存在しない。






コメント