思い出深いウサギ達 その14チャップ



9/23/26
タイガーカラー(オレンジと黒が混ざった)のウサギがちらほら増え始めた頃、生後2ヶ月くらいのウサギをビジターセンターの近くで見つけた。
驚くことに左足の先が何かでバッサリと切られていた。私はそのウサギの特徴で名前をつける傾向にあり、このウサギをチャップ(Chop)と呼んだ。どうやったらこんな傷口になるのか、と多くの人が虐待を疑った。
他のウサギのように走ることもできず、ぎこちな足を引きずっていた。
そんなハンディを負いながらも、テリトリーの中で一定のポジションを持ち、子供も産んだ。子供といっても、島では、ほとんど、同い年のようなものだ。写真やビデオを見返すとほとんどが食べている様子である。それだけいつもお腹を空かせていたのか、静止画の写真がほとんどなかった。その子供が大人になり、お母さんのチャップと一緒に食べているのを見ると(3枚目はチャップの子供)、こういうウサギでもこういう風に生きていけることに驚いたが、結局、1年半足らずでその命は消えている。
今でも、ビジターセンターの藤棚辺りを歩くと足を引きずりながら走ってくるチャップを思い出す。






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