思い出深いウサギ達 その10 ビーチママ



9/1/26
海水浴場に住んでいたビーチママと呼んだウサギは何度も出産を経験したとても賢いウサギだった。パートナーがいなくなる度すぐに新しいパートナーを持っていた。
この辺りは昔から昼間はカラスが木々の枝にとまってウサギを物色し、夜はイノシシが徘徊するエリアでウサギ達は本館前のウサギ達より天敵に対して敏感に反応していた。ウサギの密集度も低く、健康(に見える)なウサギ達が多かった。
ビーチママはそれらのウサギ達の中でもサバイバルスキルが突出していたように思える。最後に会ったのは2026年2月で、その段階で5歳は超えていたはずで島に来る度に会えていたウサギだった。
今回(2026年8月)も会えるかと楽しみにしていたが、海水浴場は閑散としていた。毎年、暑さが酷くなっていたが今回の暑さは異常だ。暑いだけでなく刺すような痛みを感じる暑さ。人間がそんなふうに感じているのだから毛皮を着てるウサギ達はひとたまりもないのではないだろうか?
健康なウサギも病気になるのではと思う暑さの中で既に病気や怪我をしたウサギが生き延びられるはずはない。異常気象は生態系にも悪影響を与えるだろう。
毎回島に来るたびにウサギの顔を見てはこれが最後になるかもしれないと覚悟をする。そんな大久野島は限りなく残酷な場所だと思う。






コメント