大久野島は本当にウサギの楽園?

8/22/26
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ島です。暗い歴史を持っていますがその景色は南国そのままでそこに暮らすウサギ達はさぞ幸せに違いないと思われるかもしれません。
大久野島は家ウサギが人間の介入なしに生きられる環境ではありません。島にある水源は限られており、基本的に砂地の土壌にはウサギが食するにふさわしい草は生えないことも検証、証明されています。
健康なうちは自由に走り回って仲間や家族と時間を共にしているように見えますが、それは限られた一コマに過ぎず、実態は厳しい生活を強いられています。
私とマイケルは大久野島に行く時は何週間も滞在しウサギ達を観察しています。ウサギの社会はそんな優しいものではないと感じます。テリトリー内外の命に関わる絶え間ない喧嘩、食べ物をめぐるテリトリー内での残酷な力関係。メスをめぐっての本能からくる争い。
一旦、傷ついたり、病気になると彼らの生活は一変します。天敵のみならず、周りのウサギから距離をとり、不安と恐怖の中で何とか生きていこうとしますが、この状況に陥ってしまうと死亡するのは時間の問題です。
2024年から2年間の間に救出されたウサギ達の治療や検死結果を見ても、病状は昇降状態を繰り返してどんどん悪くなって取り返しのつかない状態になり死亡に至ります。 子ウサギでも生まれた時から目には見えない病気を抱えて急死に至ることがあります。間違った餌やりでの鬱滞による死亡、踏み潰されて致命的な骨折を負わされたり、例を挙げればキリがありません。
こんな環境の中で野生化された家ウサギを住まわせておいて良いと思いますか?
観光の目玉になっても1円もウサギの為に費やされないことが正しいと思いますか?






コメント